更新日付 2021.07.01
こんにちは。
司法書士の大桃です。
最近は真夏のような暑い日と秋のような涼しい日が交互にやってきているような感じで、なかなか天気が安定しませんね。
こんな時は体調を崩さないように気をつけていきたいと思います。
さて、今日は「成年後見制度に関する情報」についてです。
知らない方も多いかと思いますが、毎年、裁判所が「成年後見関係事件の概況」と題する資料をホームページにアップしています。
https://www.courts.go.jp/toukei_siryou/siryo/kouken/index.html
一番古いもので「平成12年4月から平成13年3月」までの統計資料がアップされており、今でも閲覧することができます。
過去から順に見ていくと色んな数字の推移が良く分かりますので、とても面白いと思います。
令和2年の統計資料の中で興味深い数字を少しだけ拾ってみます。
・申立件数のうち、後見類型は0.4%減少しているが、保佐類型は11.6%、補助類型は30.7%増加
している。
・市町村長申立て件数は前年度に比べて12.5%増加している。
・成年後見人と本人との関係でみると、親族が成年後見人に選任された割合は全体の19.7%(前年は21.8%)。ただし、そもそも申立時に親族が候補者として記載されていたケースは全体の23.6%のみ。
ちなみに、平成23年は親族が成年後見人に選任された割合は全体の55.6%で、翌年から50%を切るようになりました。
ここら辺の数字を見ると、近年の成年後見制度の動きが良く分かりますね。
今日は以上です。